2010年ツェリェ (Celge)開催
(ヨーロッパ スロベニア国 東部の都市で3番目の大きさ)
☆ 第20回ATIMANA(マスティーノ・ナポレターノ国際技術協会)選手権大会
☆ モロシア犬と大型犬クラブの特別大会(世界40カ国1200頭参加)
☆ F.C.I.(国際畜犬連盟)ヨーロッパ選手権 (3000頭参加)
ATIMANAにとっての大きな成功、そしてマスティーノ・ナポレターノにとってはさらなる大きな成功が成し遂げられました。
2010年9月28日から10月3日までスロヴェニアのツェリェで、モロシア犬と大型犬クラブによる特別大会である、第20回ATIMANA選手権と、
FCIヨーロッパ選手権が開催されました。5つの大陸からやってきた犬たちが出場し、マスティーノの愛好家だけではない数多くの観衆の前で開催されたこれらの重要な畜犬業者のイベントで、ヴァレーゼのルーカ・パッラヴィチーノ氏が所有するマスティーノ・ナポレターノの「Masino」が、
☆ ATIMANAチャンピオン、
☆ スロヴェニアチャンピオン、
☆ ヨーロッパチャンピオン
の3冠を達成しただけでなく、犬種の最優秀賞と、この特別大会の第2位にも選ばれ、ヨーロッパの展覧会に登録する総数の約30パーセントに当たる約3000頭が参加した、ヨーロッパ選手権の第2グループの優勝犬となりました。
ATIMANA選手権にはあまり多くの登録はありませんでしたが、ヨーロッパ選手権にはそれよりも少し多くの登録がありました。
そのATIMANA選手権には、16の国の代表団が参加しました。ツェリェを選んだことは、スポーツの面だけではなく、特に国際的なレベルで
この犬種を大きく宣伝するという点で成功を収めました。なぜならマスティーノは、愛好家たちからだけでなく、まさに全世界からやって来た非常に数多くの大衆によって賞賛されたからです。
第17回を迎えた、毎年開かれているマスティーノ・ナポレターノに関する科学的な国際会議にもまた、大変多くの人が押し寄せ、大きな関心が寄せられました。この会議では、「マスティーノ・ナポレターノの繁殖における生理病理学」をテーマに、獣医のネッロ・クリマルディ氏とエンリコ・ジョルダーノ氏が講演しました。このテーマは、この犬種にとって大きな話題性と重要性を持つものであり、ATIMANAが何年も前から進めている「マスティーノ・ナポレターノの長い寿命」という傾向と完全に適合するものです。
スポーツの面を見ると、オスとBOBのジャッジのクラウディオ・デ・ジュリアーニ氏と、メスのジャッジのステファン・シンコ氏は、非常に注意深く、正確で、高く評価されました。典型的な特徴を有するマスティーノが見られ、また大部分は非常に良い骨格と、大きな胴回りをもち、典型的な動きを見せていました。筋肉の良い張りをもつ犬が、常により高い評価を受けるようになっていて、このことは国際レベルでのこの犬種の未来に期待を持たせるものです。
授与された賞
若いオスのチャンピオン:Vita Shamo
Volny Marko
(飼育Samkova、繁殖Sokolova Ekatrina、ロシア)
若いメスのチャンピオン:Contessa(飼育および繁殖Carrino Vanacore、イタリア)
オスのチャンピオン:Masino(飼育Orlando Di Palma、繁殖Luca Parravicini、イタリア)
メスのチャンピオン:Gora Seporionato(飼育Seporionato、繁殖Allevamento dello Stradone Vesuviano、イタリア)
犬種の最優秀賞に選ばれたのはMASINOで、前述のように、モロシア犬と大型犬クラブの特別大会の第2位にも選ばれました。この他にも、なんと40の異なった国々からやって来た、この集まりに参加していたほとんどすべての犬種を代表する、非常に多数の優れた犬たちに打ち勝ち、ヨーロッパ展覧会の第2グループの単独優勝も果たしました。
ATIMANAの会長によって毎年与えられる「ナショナルトロフィー」は、イタリアが獲得しました。イタリアは、異なった飼育場から参加していたにもかかわらず均質性の優れた、特に価値の高いマスティーノのグループを出場させました。これは、イタリアを公式に代表するS.A.M.N.(マスティーノ・ナポレターノ愛好者協会)にとっても重要な成功です。
次回はスペインのマドリッドで、2011年の10月に開かれます。そこでは、スペインのクラブの専門的な展覧会の枠組みの中で、第21回の選手権と、第18回のマスティーノ・ナポレターノに関する科学的な国際会議が開かれることになっています。スペインのクラブは前回も素晴らしい運営をしたことから、マスティーノとすべてのマスティーノ愛好家にとって新たな大きな成功となるに違いありません。
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